切削工具-Cutting tools-

Q&A
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ベンテック 深穴ドリル

特徴は?

刃の開きがガンドリルに比べて大きいため切粉の排出性に優れ、専用機がなくても一般的な工場のエアー圧で加工が可能です。

旋盤で使う場合のガイド

下穴を開けるのが手間の場合は、先端にガイドブッシュを取り付けてください。

寿命は?

加工条件によって大きく変動します。おおよそ10m~20mくらいです。最研磨の回数については、磨耗状況によりますが5~8回程度可能です。

深さはどこまで可能か?

基本的には30D以上は2本(30D以下と30D以上)でご使用下さい。2本使用の場合、70Dまで可能です。切粉の排出が良いワークなどは、30D以上でも1本で可能な場合もございます。

斜め穴やクロス穴は可能か?

材料、加工深さ等の条件により可能です。
クロス穴径よりドリルの超硬部分が短い場合はできません。

苦手な材料

ステンレスやチタン合金など、切粉が切れにくく熱伝送率が低いワークは向いていません。寿命も極端に悪くなります。

加工面の状態は?

材料、加工深さ等によりますが、縄跳びのようにバニッシングしながら進むため、6.3S以上になることもあります。

穴精度は?

径の精度は上記理由から広がる傾向にあります。

直進性は?

機械のブレと下穴精度に大きく影響します。適正な状態の場合、直進性は1mで2mm程度です。

加工時にステップは必要か?

必要ありません。
どうしても切粉が切れない場合のみステップを行って下さい。

エアー圧が弱いのだけれど使用可能か?

0.5Mpa以上が推奨最低圧となっていますが、加工径、深さによって、これ以下でも可能な場合もございます。

リダクションスリーブ

テーパーホルダーのφd径を小さくできます。ただし、液漏れ、止めねじの都合上、二重での使用はできません。