セミドライ加工
 

  セミドライ加工とは、MQL加工(Minimum Quantity Lubrication)、ニアドライ加工とも呼ばれ、生分解性が高く環境に優しい植物油や合成エステル油を主成分とした高潤滑性油剤などを極少量、加工点に的確に供給して切削加工を行う加工法です。切削加工では、潤滑や冷却、切り屑排除を目的に大量の切削油を使用してきましたが廃油処理や床汚れ等による工場環境の悪化という問題も抱えていました。これらの問題を解消するのがセミドライ加工です。
セミドライ加工では1時間当たり2〜30mlという極微量をミスト状にして塗布する為、大量の切削油は使用しませんし、廃油の処理も不要です。切削油に関わる管理コストの削減、切り屑をドライで回収できる等によりコスト削減をはかることができます。また限りなくドライ加工に近いため機械周りの油漏れ、床の汚れ、臭気等作業環境が改善されます。アルミ産業のように加工性能、工具寿命がのびたケースもあり加工法や工具との組み合わせで生産性の向上をはかることができます。近年の法的規制(RoHS,REACH規制など)地球温暖化防止、二酸化炭素の削減、ISO14001、作業環境の改善等の社会的背景によりセミドライ加工は普及してきています。
 
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